平成25年度第2回会議2014-03-18
芝浦運河ルネサンス協議会
平成25年度第2回会議議事次第
日時 2014(H26)年3月18日(火)15:30〜16:45
場所 港区芝浦港南区民センター集会室(2階)
1.開会
2.前回会議報告(平成25年度第1回会議/2013.4.16(火)) (資料-1)
3.会務事項
- 他
4.各種事案
- 新規会員入会について
- 現会員の名義変更およびそれに伴う規約の一部改正について(資料-2)
- 東京海洋大学·佐々木剛准教授(海洋政策文化学科水圏環境教育研究室)のお取り組みについて
- 「芝浦運河まつり(第11回)」開催(9月28日(日)全日、29日(月)夜)について
(芝浦運河まつり実行委員会、同WG部会)
- 他
各種報告 - 水域航行安全に関する取り組みについて(「運河内徐行航行啓発幕(横断幕)」設置報告)
- 「運河ルネサンス協議会連絡会」(第6回、2013/12/11(水))開催および参加報告 (別紙)
- 「豊洲クルーズ&フォーラム」(2014/3/8(土))参加報告
- 会員団体のお取り組みについて
- 協働会館の現地保存利活用について (芝浦海岸町会商店会連絡協議会)(別紙)
- 他
6.その他
7.閉会
(以上)
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前回会議(平成25年度第1回会議)議事要旨
- 日時 2013年(平成25年)4月16日(木)15:15〜16:45
- 場所芝浦三四丁目町会事務所2階
- 出席者中島恭男、加藤肇一、羽田順一、藤田克二、金原時成、大野家俊、櫻井泉 地元町会商店会
榮田宏光(芝浦アイランド自治会) マンション自治会
石橋芳和(芝漁業協同組合) 漁業協同組合
竹原俊英、山岸秀樹(以上運河を美しくする会) 団体等
石崎博、小澤正典、小菅美沙子、樋口友行(以上港湾整備部計画課)東京都港湾局(オブザーバー)
関一秀、山崎麻衣子(以上港区産業·地域振興支援部産業振興課産業振興係)、江村信行、古川一郎、安
田幸司(以上港区芝浦港南地区総合支所協働推進課) 港区(オブザーバー)
藤野雅統、大野創 事務局
(以上敬称略)
- 議事要旨
- 自己紹介(略)
- 役員改選について(毎3年、前回改選平成22年度)
- 役員改選の協議に入る前に、芝浦商店会から、昨年度までの会長である金原時成さんがご退任され、新会長として藤田克二さんが着任された旨の報告があった。このことをふまえて役員体制について協議した結果、商店会長の交代以外は留任ということで、以下の合意に至った。
- 平成25年度以降の役員体制 (※末尾カッコ内は本会規約に定める定員数)
会長 中島恭男(芝浦一丁目町会) (1名)
副会長岩藤文彦(芝浦三·四丁目町会)、羽田順一(海岸二·三丁目町会)、藤田克二(芝浦商店会)、
大野家俊(芝浦運河まつり実行委員会)、石橋芳和(芝漁業協同組合) (1名以上5名以内)
会計 加藤肇一(芝浦二丁目町会) (1名以上2名以内)
監査役坂野喜雄(芝浦三·四丁目町会)、平野博司(芝浦三·四丁目町会) (1名以上2名以内)
(以上敬称略、氏名順不同)
- 「myホウキによる芝浦運河の生き物の棲み処つくりプロジェクト」について(運河を美しくする会)
- 初年度平成22年度は「人工浅場」と「竹箒」との併用であったが、平成23年度、24年度(昨年度)は「竹箒」に特化し、渚橋桟橋から「竹箒」10数本を運河に吊り沈め、水棲生物の定着状況の調査、観察をおこなった。2012年度「東京ガス環境おうえん基金」助成事業。平成22年度〜24年度の3ヶ年の継続的な取組の最終年度。
- 過年度より引き続き、定期的に専門家による調査と共に、芝浦小学校4年生を対象とする総合学
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習の授業と、地域の親子を対象とした観察会との2本立てで実施。具体的には、作業(竹箒の組立、水中への吊し下げセット)や観察会(水中カメラ観察会、ミニレクチュア、竹箒を引き上げて生物の生息状況を確認、等)。
- 竹箒1本あたり10〜15匹、×竹箒10数本、都合200〜300匹程度の水棲生物が確認された。特に、外来種の多く散見される東京港周辺の水域において、日本の在来種であるシジミ(ヤマトシジミ?)が確認されたことは「ビッグニュース」といえる。
- 参加した子どもたちからは「もっとやりたい」、「釣りをしたい」等の声あり。以前調査の一環として国総研(国土技術政策総合研究所)の研究者がハゼ釣りをしたことがあったが、季節により適·不適がある。
- 渚橋桟橋付近で市ヶ谷の釣り堀みたいなイメージはどうか。以前近辺でルアーをやっていた人も見かけたが危険かもしれない。歓声その他でアイランドの住人から苦情が出たことがある。
- 釣りについては、一般論としては水域事業者との関係でフリーハンドということはできないが、環境学習や地域コミュニティ活性化といった側面から調整を図ってゆくことは可能ではないか。ただし、釣りのできる場所や時間帯、等、一定のマナーやルール作りは必要であろう。また、定期的に行うことができれば水域環境の定点観測的あるいは継続的なデータを得ることにもなるだろう。
- 小中学生20名程度、2〜3時間程度、といった規模イメージならばそうハードルは高くないのではないか。参加者が集まるかどうか、そもそも魚が釣れるのか、等々不安要素はあるものの、まずは具体的に企画を立ててみませんか。若手諸君には宜しくお願いしたい。(実名略)
- (主催者総括)作業に使用した竹箒は撤去済み。「竹箒方式」(水中に竹箒を吊り下げる)と「イカダ方式」(水中に砂床を吊り下げる)とでは、後者の方がより効果的と感じられた。平成25年度は、活動助成金を得られる目処がたたないため今回の取り組みは一時休止し、3ヶ年の成果を再検証して、次の機会に繋げてゆきたい。ちなみに今回の活動予算は年間100万円程度、内材料·損料等が25万円程度の予算規模であった。
- (参考:前回·前々回議事要旨一部再掲)水質は、当日の気象条件等に拠るところが大きく、単発の調査では何とも判断しかねるが、(芝浦のみならず他地域における調査等を合わせ考えるに)一般論としては、長期スパンにおいては少しずつ改善されつつあるという感覚はある。ただし芝浦のような狭く滞りのある水域ではあまり改善の実感は得られにくいかもしれない。
- (参考:前回·前々回議事要旨一部再掲)かねてより本協議会や町会関係で話題となっているように、芝浦水再生センターからの処理水を芝浦側に放流することを、東京都として部局横断的に真剣に検討いただきたい。
- (参考:前回·前々回議事要旨一部再掲)運河に適度な水流があることは水環境維持の観点からは重要である。適度な水流とは「水底に堆積してゆかない程度」。水底のこの堆積物(ヘドロ等)が悪臭の原因となる。勝島運河他で大型のジェットマシンを設置し、人工的に水流を発生させて水を撹拌し、底部の汚泥に酸素を送り込む試行実験をおこなっており、一定の成果を得ている。ただしこの方法がすべての運河域に対応可能なわけではなく、例えば芝浦のような狭く回遊型の運河域では、船舶の航行に支障があったり、単に堆積物をかき混ぜるだけになったりすることが予見されるために設置困難と考えられ、地域の特性に見合った方策を探る必要がある。
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- 東京海洋大学·佐々木剛准教授(海洋政策文化学科水圏環境教育研究室)のお取り組みについて
- (趣旨説明:事務局代理説明)東京海洋大学の研究フィールドや「生き物の棲み処観察プロジェクト」の一環として、通称「カニ護岸」(芝浦4-19地先汐溜まり)において、水質検査や生物調査を各年6回程度おこなう。東京都、港区、東京海洋大学、近隣の小中高、および地域住民の協働で開催する。参加学校等:芝浦小学校、港南小学校、港南中学校、三田高等学校、山脇学園中·高等学校、東海大学付属高輪高等学校、および各校保護者ならびにPTA。実施期間:平成25年4月〜26年3月。
- 1回に数十人の子どもたちが2ヶ月に1度の頻度で浅場に入ると、浅場が荒れるのではないか。また、予算その他の関係で短期で終わってしまうような場当たり的な取り組みでないようお願いしたい。
- 4年間の継続を見越した計画であると伺っている。ご担当の佐々木先生は環境学習がご専門とのことで、浅場を荒らす等の心配はいらないと理解している。(都港湾局計画課)
- 子どもたちのためになる取り組みでとしてぜひ進めていただきたい。できうるならば都度の説明や、終了時の報告等により、得られた知見、成果等を地域に開示、還元していただければありがたい。
- 「芝浦運河まつり(第10回)」開催について
- 9月29日(日)全日、30日(月)夜を予定。この両日は至近の港区スポーツセンターで開催される第68回国民体育大会東京大会のなぎなた競技の開催日程(9月29日(日)、30日(月)、10月1日(火))と重なっており、相乗効果も見込めるのではないかと、港区教育委員会とも協議して決まった。
- 詳細は未定ながら、例年どおりの内容となる見込みで、今後計7回程度のワーキンググループ(WG部会)を開催してつめてゆく予定。
- 後述の「運河内徐行航行啓発幕(横断幕)」を、メインステージ前、都港湾局ブース、新芝運河沿い遊歩道手摺、新芝橋欄干、等に掲示予定。
- 「WCT秋祭り」(ワールドシティタワーズ(港南)、品川浦·天王洲地区運河ルネサンス協議会)との連携について
- (趣旨·状況説明:都港湾局計画課)芝浦と品川浦·天王洲地区の両運河ルネサンス協議会間の連携の一環として、例年同様な時期に開催されてきている「芝浦運河まつり」と「WCT秋祭り」との間で、例えば未だ雑駁な「思いつき」レベルの例ではあるがシャトルボートを航行する等について、天王洲地区運河ルネサンス協議会会長およびWCT自治会長と「お話し」をしてみた。
- 地域連携は大事なテーマであり、何かの行動を起こしてゆくことは賛成。ただし結論ありきで拙速な展開には避けたい。特に芝浦·海岸地区と港南地区とは、まちや自治会、協議会の成り立ちが違うことに配慮が必要。
- 入会希望者について
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芝浦運河ルネサンス協議会平成25年度第2回会議(2014.3.18TUE.)資料-1
- 過日芝浦工業大学より入会希望の打診があった。芝浦キャンパス内に「地域連携·生涯学習センター」、およびそれを事務レベルで担当するセクション「地域連携·生涯学習企画推進課」を立ち上げ、都市計画を専門とする2つの研究室が具体的に取り組む体制となり、今後積極的に地域にコミットしてゆきたい、とのこと。
- 同大学豊洲キャンパスでは春秋年2回程度「船カフェ」の試行実験を行っている。芝浦キャンパスでは港区と連携した市民講座などを開催してきており、運河の視察クルーズ等を行いたい旨の意向を伺っている。
- 地域の資産として大学および学生のマンパワーを積極的に活かしてもらいたい。ただし何らかの事業目的等を持って入会し、その目的が達成されたら退会、あるいは名前だけの会員となるのでは困る。継続的な活動をいただけることを強く希望したい。
- 基本的には入会を歓迎することで合意に至った。ただし上記の継続性との関係で、学校法人としての大学そのものとして入会することになるのか、芝浦学事部(芝浦キャンパス)としてなのか、あるいは研究室としてなのか、等、について、摺り合わせは必要。それについては事務局および役員会に一任する。
- 水域の安全航行に関する取り組みについて
- 昨年(2012年)8月15日に、「運河内徐行航行啓発幕(横断幕)」を計4箇所に設置した。
- 設置より1年近く経ったが、当初より想定していたとおり、目に見える形で設置の効果が現れているわけではない。特にこれまでの間は秋から冬にかけての期間であり、これから夏に向かう今年の状況を見守ってゆきたい。
- 今年の「芝浦運河まつり」(第10回、2013.9.29(日))において、メインステージ前、都港湾局ブース、新芝運河沿い遊歩道手摺、新芝橋欄干、等に掲示予定。(昨年も予定していたが、荒天により「芝浦運河まつり」そのものが中止となってしまった)
- 「運河ルネサンス協議会連絡会」(第5回、2012/11/15(木))参加報告
- 2012年11月15日(木)開催。品川浦·天王洲(品川区·港区)、勝島·浜川·鮫洲(品川区)、朝潮(中央区)、豊洲(江東区)、および芝浦(港区)の以上5地区の運河ルネサンス協議会の連絡会で、年1回程度開催。今回は品川浦·天王洲地区の取り組みについて、同地区の視水域の察クルーズを行った後に、各地域の取り組みを紹介しながら意見交換をおこなった。
- 各地区に共通するのは、水域の利用の前提となる安全航行に対する取り組みが必要であるとの認識。品川浦·天王洲、豊洲、および芝浦において「運河内徐行航行啓発幕(横断幕)」が設置されている。
- 豊洲地区運河ルネサンス協議会から、芝浦のカナルカフェの車の貸し出し可能性についての打診あり。野外での飲食提供は天候次第の側面が強く、単純な営利目的なモチベーションでは無理が多い、等々の経験をお伝えした。芝浦協働会館の現地保存利活用に関する取り組み(芝浦海岸町会商店会連絡協議会)
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- 港区指定有形文化財建造物(平成21年10月21日指定)。平成23年度から4〜5ヶ年かけて適切な保存、改修を施す計画であったが、東北大震災(平成23年3月)の影響による区の事業見直しの中で「(文化や芸術に関することは)緊急性が低い」との意見も一部にあり、「小休止状態」であったが、昨年度(平成24年度)の予算で屋根シートの張り替えと、床下への通気ファンの設置がおこなわれており、「現状維持」といった状況。
- 最後にひとこと(略)
(以上)
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芝浦運河ルネサンス協議会規約
(名称)
第1条この会は、芝浦運河ルネサンス協議会(以下『協議会』という)と称します。
(目的)
第2条本協議会は、地域の豊かな水と緑や文化などの地域性を活かし、安全で快適な生活環境を創り出すため、この地域に関わる人達が、自ら調査や研究提案を行い、行政と協力しあい、“運河を活かしたまちづくり”を推進することを目的として設置します。
(地域)
第3条本協議会は、別紙『地域図』の範囲をまちづくりの対象とします。
(事業)
第4条本協議会は、目的を達成するために次のとおり、計画策定、協議及び連絡調整を行います。
(1)各町会、自治会、その他各種団体等のまちづくり活動との連絡調整に関すること。
(2)地域住民等の参加によるまちづくり基本計画の策定、及びその実現に関すること。
(3)地域のまちづくり意識を高めるための広報·イベント活動等に関すること。
(4)その他、目的を達成するために必要な事業に関すること。
(会員)
第5条本協議会の会員および賛助会員は、会の趣旨に賛同して入会し、会の円滑な運営に協力する、地
域内の町会及び商店会その他地域活動を行う諸団体、並びに近隣企業等とします。
2会員および賛助会員をもって、本協議会の構成員とします。
3本協議会における意志決定は、第2条の趣旨に則り、会員および賛助会員相互の誠意を持った協議をふまえておこないます。
(入退会)
第6条本協議会への入退会は、個々の団体·企業等の任意とし、特別な事由のない限り、既会員はこれを
妨げないものとします。
(会費)
第7条会員および賛助会員は、会費を納入しなければなりません。
2会費の額、納入方法については別に定めます。
3本協議会の認めた会員および賛助会員については、会費の減免を認めることができます。
4納付された会費については、返還できないものとします。
(役員)
第8条本協議会は、次の役員をおきます。
(1)会長1名
(2)副会長1名以上5名以内
(3)会計1名以上2名以内
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芝浦運河ルネサンス協議会平成25年度第2回会議(2014.3.18TUE.)資料-2
(4)監事1名以上2名以内
2役員は、会員の互選とし、会員を代表するまたはそれに準じる個人とします。
3会長は、本協議会を代表し、会務を総理します。
4副会長は、会長を補佐して会務を掌握し、会長に事故あるいは欠員のあるときには、その職務を代理します。
5会計は、会計を掌握します。
6監事は、会務及び会計を監査します。
(任期)
第9条役員の任期は2年とします。ただし、再任は妨げません。
2役員の中途退任における補欠役員の任期は、前任者の残任期間とします。
(機関)
第10条本協議会は、総会及び役員会の各機関をおきます。
2各機関の構成については別に定めます。
(部会)
第11条本協議会は、部会をおくことができます。
2部会の構成については別に定めます。
(経費)
第12条本協議会の経費は、会費及びその他の収入をもって充てます。
(会計年度)
第13条本協議会は、毎年4月1日に始まり、翌年3月31日をもって会計年度とします。
(事務局)
第14条本協議会は、会務その他を取り扱うため、事務局をおきます。
2事務局員は、役員会において会員の中から選出し、会長が指名した若干名によって構成します。
(その他)
第15条この規約に定めるものの他、本協議会の運営等について必要な事項は、協議によって定めます。
附則
1この規約は、平成17年4月1日から施行します。
2平成22年4月26日一部改正。
3平成25年3月18日一部改正。
(以上)
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