平成28年度第1回会議2016-09-20
芝浦運河ルネサンス協議会
平成28年度第1回会議議事次第
⽇時 2016(H28)年9⽉20⽇(⽕)15:00〜16:30
場所 港区芝浦港南地区総合⽀所区⺠協働スペース多目的室1
1.開会
2.前回会議報告(平成27年度第1回会議/2016年3⽉15⽇(⽕)) (資料-1)
3.会務事項
- 昨年度会計報告
- 本年度活動計画
- 他
4.各種事案·報告
- 新規⼊会希望者について (NREG東芝不動産株式会社、野村不動産株式会)
- 会員団体のお取り組みについて (運河を美しくする会、芝浦⼯業⼤学、三井不動産投資顧問、他)
- ⾏政のお取り組みについて (東京都港湾局港湾整備部計画課、同港湾経営部経営課、港区)
- 他地区運河ルネサンス協議会のお取り組みとの連携について
- 「芝浦運河まつり(第13回)」開催について(2016年9⽉25⽇(⽇)全⽇、26⽇(⽉)⼣⽅〜夜)(芝浦商店会、芝浦運河まつり実⾏委員会、同WG部会)
- 協働会館の現地保存利活⽤について (芝浦海岸町会商店会連絡協議会)
- 他
5.その他
6.閉会
(以上)
芝浦運河ルネサンス協議会平成28年度第1回会議(2016.9.20TUE.) | 資料-1 |
前回会議(平成27年度第1回会議)議事要旨
- ⽇時2016年(平成28年)3⽉15⽇(⽕)15:00〜17:00
- 場所港区芝浦港南区⺠センター2階集会室
- 出席者中島恭男、加藤肇⼀、岩藤⽂彦、坂井清、藤⽥克⼆、⼤野家俊、櫻井泉地元町会商店会
⽯橋芳和(以上芝漁業協同組合) 漁業協同組合
太⽥智⼀郎(以上芝浦アイランド⾃治会) 地元マンション⾃治会
池⽥久美⼦(以上運河を美しくする会) 関係団体
荻⽥忠伸、茂⽊あづさ、平井⼀歩(以上芝浦⼯業⼤学) 教育研究機関
丸⼭明彦、⽊本洋⼀郎(以上三井不動産投資顧問) 地元マンション管理者
⼩澤正典、⼩菅美沙⼦(以上東京都港湾局港湾整備部計画課)東京都港湾局(オブザーバー)
⼭本睦美(以上港区芝浦港南地区総合⽀所協働推進課) 港区(オブザーバー)
⾦井治、井組正嗣(以上NREG東芝不動産)、四居淳(以上野村不動産)⼊会希望者(オブザーバー)
藤野雅統、⼤野創 事務局
(以上敬称略)
- 議事要旨
- 開会、会⻑挨拶、⾃⼰紹介(略)
- 前回会議報告(平成26年度第1回会議/2015年3⽉17⽇(⽕))(略)
- 新規⼊会希望者について (NREG東芝不動産株式会社、野村不動産株式会)
- (⼊会希望で本⽇オブザーバー参加の企業について)NREG東芝不動産株式会社(以下東芝不動産)、野村不動産株式会社(以下野村不動産)以上2者。両者の資本関係は2015年以降現在、東芝不動産株の持株⽐率において、東芝不動産5︓野村不動産95(以前は35︓65)。
- (⼊会希望の要旨)現在芝浦⼀丁目に建っている「東芝ビルディング」の建替えの計画があり、これに関連して計画地東に隣接する芝浦運河の⽔域を利⽤した⽔辺の賑わいを創出したいという希望を持っている。その実現のためには東京都運河ルネサンス事業の枠組みの中で計画する必要があり、当該⽔域を対象区域に含む貴協議会に⼊会して、様々に連携し、先⾏する知⾒等について情報交換をしながら進めてゆきたいと考えている。また、計画地周辺はオフィスが多く週末の⼈出が少ないといった実情があり、これの解消についても地元町会商店会との連携を図ってゆくことが効果的であろうとも考えている。
- (計画の概要)計画は現在、ごく初期的な段階にあり、国による東京圏国家戦略特区に⼿を挙げている状況である。今後都市計画決定等の法定⼿続きを経て、⼯事の完了するのは今後15年程度先(2030年頃)と⼀応の想定はなされてはいるが、規模、⽤途、等が⾒通せていない現段階においては、さほど根拠のある目処ではないことはご理解いただきたい。公表されている事業概要としては「周辺開発との連携による、⽔辺の賑わいの創出、⾈運の活性化、先端⽔素技術の発信等による観光·ビジネス交流拠点の整備」であり、現在における⼀応の設定は、敷地⾯積は約40,000㎡、主要⽤途は事務所、ホテル、住宅、商業施設、等、であり、これらと共に⽔辺の賑わいや⾈運拠点としての運河利⽤も想定されている。
ちなみに、周辺地域では「世界貿易センタービルの建替え」、「⽵芝エリアの再開発」が進⾏中であるが、これに本計画を加えて、3つのプロジェクトが並⾏するイメージ。
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- (会員)本協議会は、単独企業や個⼈の⼊会は、原則として認めていないが、例えば隣接する芝浦⼀丁目、海岸⼆·三丁目町会や近隣の船宿さん、漁組さん、等々との協⼒体制はいかがか。
- (東芝不動産、野村不動産)計画、開発にあたってはエリアマネージメント的な発想を持って、地域との連携を図ってゆきたい。
- (会員)いずれにせよ浜松町エリアの再開発や船宿さん、漁組さんとの接点は必須であろう。計画にあたっては、決定したものを持ち込まれてもこちらとしては何とも反応のしようがないので、
初期の段階から情報の提供をお願いしたい。そのための本協議会への⼊会希望と理解する。
- (会員)事業の規模からいって計画の全容が⾒えていないというのは理解できる。ざっくりと15年程度の期間が想定されているということであるから、その間、多くの⼈が完成を楽しみに待って
いるような進め⽅をしていただけたらいい。
- (会員)ハコモノと揶揄される事例もあるように、地域コミュニティとの連携、連続性、接点の⽋落した事業とならないようお願いしたい。
- (東芝不動産、野村不動産)計画地周辺は、⼟⽇に⼈気(ひとけ)が少なく、夜も暗いことも認識している。計画にあたっては、周辺地域と連携した賑わいや回遊性を創出するなど、周辺地域の中に
位置づけることに留意したい。
- (会員)地元の⽅々の意⾒をよく聞いて計画に反映させてください。特に⽔域事業者さんに対しては、段階段階でヒアリング·意⾒交換の場を設けていただきたい。
- (総括)およそ趣旨了解。ただし本協議会への⼊会については、単独企業あるいは利害を⼀にする企業同⼠の連合体では認められないので、両者を会員として構成する協議会的な団体を⽴ち上げ
ていただき、その団体として⼊会いただくことになろうかと思われる。これらの具体的な協議調整や⼊会の可否については役員会に⼀任し、次回の本協議会全体会で最終的な判断をおこなうこととする。
- 東京都港湾局から (東京都港湾局港湾整備部計画課)
- 都知事が⾈運の活性化に⼒を⼊れていることもあり、港湾局としても前向きかつ柔軟に対処してゆく。例えばこの近辺では、⽇の出埠頭が少々さびしい状況にあり、活性化のための何らかの施策を
考える必⽤があると認識している。
- 新芝運河沿緑道の防災船着場(新芝橋南⻄、カナルカフェの営業しているところ)を開放し、⽔上タクシーの試⾏実験をおこなうべく関係各⽅⾯と調整中である。JR駅から⾄近であること、乗降時
に楽しめる施設があること、等がこの場所が選ばれた理由。
ただしここで云う開放とは、所定の⼿続きを経て登録を受けた特定の事業者のみが都度の⼿続きなく使⽤できるという意味であって、不特定多数の誰でもが⾃由に使⽤できるというわけではない。
- 実際に⽔上タクシーを航⾏させるのは⺠間の事業者であるが、特定の事業者に利権等が集中することがないよう、複数の事業者が集まって運営協議会的な組織を⽴ち上げ、東京都のチェックのもと
で公平、公正かつ透明な運営をおこなうこととする。
- ⽔辺に親しむきっかけづくりの⼀環として「運河ルネサンスにおける⽔辺の賑い推進プログラム(試⾏)について」(案)を検討している。これは、例えば年間を通じての無料クルーズの提供、
等、地域コミュニティの活性化等に貢献できる活動をおこなう事業者に対して、遊歩道等のある⽔域にある係留施設等への船舶の係留を1年に限って可能とする(現在は係留不可)もの。
- また、今後は⽔域の利⽤機会が増えるであろうことをふまえ、現在は港湾⽔域では必ずしも統⼀されているわけでない航⾏標識について、統⼀的に運⽤されている河川⽔域での標識と合わせること
も視野に⼊れ、東京海上保安部と共に検討をはじめている。
- 三井不動産投資顧問から (三井不動産投資顧問)
- アイランド桟橋設置者·所有者·管理者の⽴場から、過去の所有者の変遷の経緯や運⽤実態、等について、および東京都「運河ルネサンスにおける⽔辺の賑い推進プログラム(試⾏)について」
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(案)に即した企業活動案について説明。様々な経緯や実情に即し今後ともコンプライアンスに基づく企業活動をおこなってゆく。
- 芝浦⼯業⼤学から (芝浦⼯業⼤学)
- ⼤学教育研究機能のウェイトが豊洲キャンパスにシフトしているため、地域や⾏政上の実情やイベントやシンポジウム、等、様々な活動が豊洲キャンパスにおいて開催される傾向にあり、芝浦地域
からは参加しにくい状況となり申し訳なく思っている。芝浦から豊洲まで送迎の船を出す等のアイディアがあっても良いかもしれない。
- 地域と⼤学との連携の窓⼝である地域連携⽣涯学習企画推進課は、2016年4⽉1⽇付で豊洲キャンパスに移転した。
- また2017年4⽉に⼤学組織の改変が予定されており、現在の建築系2学科1領域(※)が⼯学系学部から分離独⽴して統合·再編され、新たに豊洲キャンパスに集約して建築学部建築学科が開設
される予定。同時に芝浦キャンパスには学⻑室他の⼤学運営機能が戻ってくる予定。
(※2学科1領域:⼯学部建築学科(豊洲)、⼯学部建築⼯学科(⼤宮)、デザイン⼯学部デザイン⼯学科(建築·空間デザイン領域)(芝浦))
- 運河を美しくする会から (運河を美しくする会)
- 芝浦⼩学校の環境教育事業の⼀環として継続的にお⼿伝いしている「カニ護岸」(東京海洋⼤学佐々⽊研究室の管理)での⽣物観察会を、東京久栄·⼭岸⽒の担当により開催した。座学の担当は
元寺⽥倉庫·⼩泉⽒。
- 次年度は「環境おうえん基⾦」の申請はおこなわないが、芝浦⼩学校の活動は継続する予定。ただし⼀部から危険ではないかとの指摘があったこともあり、次年度は「カニ護岸」に降りずに、上か
らの観察のみでおこなうことになるかもしれない。
- 芝浦運河まつり(第13回)開催について (芝浦商店会、芝浦運河まつり実⾏委員会)
- 2016(H28)年9⽉25⽇(⽇)全⽇、26⽇(⽉)⼣⽅〜夜で開催予定。開催⽇は原則として「毎年9⽉末の⽇曜⽇全⽇、⽉曜⽇夜」と決めている。今年も関係各位のご理解、ご協⼒、ご⽀援
を宜しくお願いします。
- 昨年芝浦⼯⼤さんのピロティをお借りして開催した「こどもひろば」がまずまずの感触を得ており、今年も宜しく便宜を図って頂ければありがたい。諸事詳細は未定ながら、例年どおりの内容となる
⾒込みで、今後ワーキンググループ(WG部会)の意⾒交換を経てをつめてゆく予定。
- 「東京クルーザイクル」について (まちふねみらい塾(⽋席))
- (概要:事務局代理説明)⾈と⾃転⾞を組み合わせた東京都⼼部の探訪イベント。「れきしまちコース」(⽇本橋〜隅⽥川〜佃〜築地〜芝浦(以上⾈)〜増上寺〜愛宕⼭〜皇居〜⽇本橋(以上⾃転⾞)、
試⾏を含め計3回開催)と「みらいまちコース」(⽇本橋〜隅⽥川〜有明(以上⾈)〜お台場〜豊洲〜深川〜⼈形町(以上⾃転⾞)、計2回開催)の2種コースを開催。前者のコースで渚橋桟橋を利⽤し、また芝浦商店会のご協⼒を得た。東京都産業労働局観光部「地域資源発掘型実証プログラム」事業。
- 現在年度末に向けて実施報告書をまとめているところ。
- 「協働会館」の現地保存利活⽤に関する取り組みについて(芝浦海岸町会商店会連絡協議会)
- 港区指定有形⽂化財建造物(平成21年10⽉21⽇指定)。今後の利活⽤の目的、スケジュール、
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芝浦運河ルネサンス協議会平成28年度第1回会議(2016.9.20TUE.) | 資料-1 |
等についての港区よりの発表は以下のとおり。
利活⽤の目的
1.地域⽂化の継承のために
旧協働会館を⼤切に保存し、公開などの⽂化的活⽤に努めることで、地域⽂化を将来世代に継
承します。
2.地域のコミュニティ形成のために
旧協働会館を新旧住⺠のコミュニティ形成の場として再⽣し、既存の⽂化的価値に新たな価値
を付加して、地域に還元します。
3.区⺠協働による地域事業のさらなる推進のために
旧協働会館を区⺠協働の成果や、特産品などを展⽰·紹介·販売する場として活⽤し、より⼀層
の協働の進展と地域のにぎわい創出につなげます。
4.2020年を⾒据えた観光振興のために
旧協働会館を国内外に地域の歴史·⽂化を発信する拠点(観光資源)として、2020年とその先
を⾒据えて保存·利活⽤します。
スケジュール
2014(平成26)年度 整備計画策定
2015(平成27)年度 基本設計
2016(平成28)年度〜2017(平成29)年度 実施設計(現在年度)
2017(平成29)年度〜2019(平成31)年度 改修⼯事
2020(平成32)年度 供⽤開始(東京オリンピック開催)
- (事務局)改修整備の設計者は⻘⽊茂⽒という建築家で、⼤分県のご出⾝で、現在は東京に事務所を持ち、また⾸都⼤学東京(旧東京都⽴⼤学)の教授でもある、改修設計の実績の多い⽅。
- (会員)曳家をおこなうとのことだそうだが、建物に対しても周辺に対しても慎重に⾏ってください。
- 港区芝浦港南地区総合⽀所から (港区芝浦港南地区総合⽀所協働推進課)
- 今週末3⽉19⽇(⼟)にみなとパーク芝浦を会場として、<BAYAREA365DAYS>「ベイエリアの1年を振り返る展⽰·⾳楽演奏」を開催予定。このイベントは、芝浦、海岸⼆·三丁目、港南、台場のいわるるベイエリアの1年を振り返る展⽰、地域の⾳楽家による⾳楽演奏等を組み合わせた⾏事で、芝浦港南地区に新たに転⼊した住⺠を対象とする「ベイエリア講座」も同⽇開催予定。
また今回は、新芝運河遊歩道から運河を船で巡る「運河クルーズ」や、地域の拠点施設としての「みなとパーク芝浦」の魅⼒を探る「べいあっぷクイズラリー〜来て⾒て知ってみなとパーク芝浦〜」、「特別⾒学会エコ&防災から⾒る〜なるほど︕みなとパーク芝浦〜」も同⽇開催予定。なお、運河クルーズについては、⽔域事業者その他関係各位との事前調整は済んでいる。
- 来年度は「カニ護岸」において東京海洋⼤学佐々⽊研究室が⾏う活動の⼀環として、「鉄炭団⼦」を使⽤した⽔質改善の実証実験を⾏う予定。「鉄炭団⼦」とは、使⽤済みの使い捨てカイロの中⾝(鉄、炭)他を固めたもので、これを⽔中にまくことでイオン化した鉄成分が⽔質浄化に効果がある、との研究報告がなされている。
- 最後にひとこと(略)、閉会
(以上)
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