平成28年度第2回会議2017-03-21

芝浦運河ルネサンス協議会
平成28年度第2回会議議事次第

 

⽇時  2017(H29)年3⽉21⽇(⽕)16:00〜17:30

場所  港区芝浦港南地区総合⽀所区⺠協働スペース多目的室1

 

 

1.開会

2.前回会議報告(平成28年度第1回会議/2016年9⽉20⽇(⽕))          (資料-1)

3.会務事項

4.各種事案·報告

  • 会員団体のお取り組みについて

(運河を美しくする会、芝浦⼯業⼤学、三井不動産投資顧問、浜松町ビルディング運営協議会、他)

  • ⾏政のお取り組みについて

(海上保安庁東京海上保安部航⾏安全課、東京都港湾局港湾整備部計画課、港区)

  • 運河ルネサンス協議会連絡会開催報告(2⽉16⽇(⽊)) (東京都港湾局港湾整備部計画課)
  • 他地区運河ルネサンス協議会のお取り組みとの連携について(東京都港湾局港湾整備部計画課)
  • 「芝浦運河まつり(第14回)」開催について(予定︓2017年9⽉末(⽇)全⽇、同(⽉)⼣⽅〜夜)(芝浦商店会、芝浦運河まつり実⾏委員会、同WG部会)
  • 協働会館の現地保存利活⽤について (芝浦海岸町会商店会連絡協議会)

5.その他

6.閉会

(以上)

 

芝浦運河ルネサンス協議会平成28年度第2回会議(2017.3.21TUE.) 資料-1

 

前回会議(平成28年度第1回会議)議事要旨

  • ⽇時2016年(平成28年)9⽉20⽇(⽕)15:00〜17:00
  • 場所港区芝浦港南地区総合⽀所区⺠協働スペース多目的室1

出席者

中島恭男、加藤肇⼀、辻⽥雅明(岩藤⽂彦代理)、坂井清、藤⽥克⼆、⼤野家俊、

櫻井泉(以上地元町会商店会)

⽯橋芳和(以上芝漁業協同組合) 地元漁業協同組合

太⽥智⼀郎、栗⼭由美(以上芝浦アイランド⾃治会)  地元マンション⾃治会

池⽥久美⼦、五⼗嵐亜⽮⼦(以上運河を美しくする会)  関係団体

荻⽥忠伸、茂⽊あづさ(以上芝浦⼯業⼤学)   教育研究機関

丸⼭明彦(以上三井不動産投資顧問)   地元マンション管理者

⼩野正揮、⽻沢幸司、鈴⽊雄作、武⽥晶穂(以上東京都港湾局港湾整備部計画課)、

下羅智宏、松⽥裕貴(以上東京都港湾局港湾経営部経営課)

東京都港湾局(オブザーバー)

⼭本睦美(以上港区芝浦港南地区総合⽀所協働推進課)  港区(オブザーバー)

内藤正克、⾼橋尚弘(以上浜松町ビルディング運営協議会/NREG東芝不動産)、

⾦井治、江村彩(以上浜松町ビルディング運営協議会/野村不動産)

⼊会希望者(オブザーバー)

藤野雅統、⼤野創 事務局

(以上敬称略)

 

  • 議事要旨

 

  • 開会、会⻑挨拶、⾃⼰紹介(略)
  • 会計報告(略)
  • 会費納⼊依頼書類を郵送した際に同封。
  • 前回会議報告(平成27年度第1回会議/2016年3⽉15⽇(⽕))(略)
  • 新規⼊会団体:浜松町ビルディング運営協議会について(浜松町ビルディング運営協議会)
  • (参考:新規⼊会団体について)

名称:浜松町ビルディング運営協議会

構成員:NREG東芝不動産株式会社(代表者)、野村不動産株式会社(事務局)

目的:浜松町ビルディング(旧東芝ビルディング)⼀帯の再開発にともなう⽔辺の賑わい施設の設置および運営

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芝浦運河ルネサンス協議会平成28年度第2回会議(2017.3.21TUE.) 資料-1

 

  • (参考︓⼊会の経緯について)

オブザーバー参加の前回協議会(平成27年度第1回会議/2016年3⽉15⽇(⽕))において⼊会の希望があり、団体の構成や⼊会の目的、計画の概要の説明を受けた後、会員で意⾒交換した結果、⼤筋において⼊会を認め、個別具体的の詳細については役員会に⼀任することでことで意⾒の集約を得た。その後、数度の役員会での意⾒交換を経て⼊会を認めることで結論、本⽇再度会員の意⾒交換をおこなった上で、本⽇付で正式に⼊会の⾒込み。

  • 国内外に事業を展開する企業の本社機能のビルとして、これまでは必ずしも地元地域に目が向けられていたとは⾔い難い状況であった。例えばビルとして夏まつり等をおこなってきてはいるが、あくまでもビルテナントを対象とした運営であったというのが実情。これからは地元地域の中に出向いて、この地域の魅⼒を⾼めてゆくような運営をしてゆきたく、本協議会への⼊会を希望するものである。
  • パワーポイントを⽤いた計画概要説明。地域全体の回遊性の創出、⽔辺の賑わい空間の創出、別途計画中の⽇の出地区の賑わい空間との連携、等を目指している。建物は南棟と北棟の2棟の事務所ビルと低層部の商業施設、他、計約54万㎡を想定。まず、現東芝ビルの南側に南棟を建設、その後現東芝ビルを解体し跡地に北棟を建設。南棟と北棟の間に「セントラルプラザ(イベント広場)」を設け、その計画地東側芝浦運河に、南側から「桟橋」、「ステージ」(以上古川⽔門内)、「川床」(古川⽔門外)、以上3台の⽔上施設を設置することを考えている。
  • 2015年6⽉国家戦略特区に追加エントリー、現在2017年3⽉の都市計画提案に向けて調整中。全体竣⼯はおよそ15年先、2030年頃と⾒込んでいる。
  • 今後は、再開発の竣⼯を待たずに、公園や道路といった公共の場におけるイベントを開催する等のエリアマネージメントの発想を持って地域に密着した取り組みをしてゆきたい。また、事務所機能が主となるために、週末の賑わいづくりにも留意してゆきたい。
  • (役員会)2者以外の、例えば地元町会、商店会、船宿さん、漁組さん、等の早期の⼊会を検討していただきたい。それを前提に⼊会を認めたいと思うがいかがでしょうか。
  • (会員)異議なし。
  • (役員会)以上をもって正式な⼊会としたいと思います。今後とも宜しくお願いいたします。
  • 運河を美しくする会から (運河を美しくする会)
  • 芝浦⼩学校の出張授業(環境教育事業の⼀環)として継続的にお⼿伝いしている芝浦アイランド⻄南の「カニ護岸」(東京海洋⼤学佐々⽊研究室の管理)での⽣物観察会を、当会特別会員·東京久栄の⼭岸⽒の担当により開催した。座学の担当は当会会員·寺⽥倉庫OBの⼩泉⽒。
  • ただし5〜7クラスと児童数が多いために、⼀般論として⼗分に目が⾏き届かない恐れがあることや、⾜場の悪い「カニ護岸」に降りることそのこと⾃体に事故やけが等の恐れがあること、等、⼀部から危険ではないかという指摘も上がっていたために、本年度は「カニ護岸」に降りずに、上からの観察のみでおこなった。
  • 芝浦⼯業⼤学から (芝浦⼯業⼤学)
  • 「豊洲⽔彩まつり2016」を、今週末9⽉24⽇(⼟)午後〜夜、豊洲運河芝浦⼯業⼤学横船着場界

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芝浦運河ルネサンス協議会平成28年度第2回会議(2017.3.21TUE.) 資料-1

 

隈を会場として開催予定。「⼦どもお絵かきコンテスト」、「⽔辺のパフォーマンスショー」(ヨーヨーパフォーマンス、他)、「⼣暮れの豊洲運河クルーズ」(有料)、「⽔辺と光のキャン

ドルアート」(⼯作ワークショップ、インスタレーション)、「キャナルカフェ&キャナルバー」、等。

 

  • 三井不動産投資顧問から (三井不動産投資顧問)
  • アイランド桟橋の設置者·所有者·管理者の⽴場から、東京都「運河ルネサンスにおける⽔辺の賑い推進プログラム(試⾏)について」(案)に即した企業活動の状況について発表。

 

  • 東京都港湾局(経営課)から (東京都港湾局港湾経営部経営課)
  • 以下の事業は運河ルネサンス関連の事業ではないが、地域に関連するものでもあるのでこの場をお借りして概略を説明したい。
  • 東京都としては未利⽤あるいは低利⽤の港湾施設の積極的な利活⽤を図っており、芝浦地区では新芝橋南⻄遊歩道に設けられている「⽥町防災船着場」が対象となっている。この船着場を積極的に利⽤するための試⾏実験として、⽔上タクシーの商業航⾏をする⺠間事業者を募ったところ、「東京ウォータータクシー」という会社が⼿を挙げ、この7⽉より6⼈乗船舶2艇で試⾏的に商業航⾏を始めている。9⽉現在までの実績としては「タクシー」としての利⽤(依頼した時間に芝浦に来て乗船、都の利⽤許可している数カ所の船着場で下船、30分5,400円/艇)は3回16⼈、「シャトルバス」としての利⽤(⽥町〜天王洲、⽚道500円/⼈、週2回運⾏)は76回133⼈。アンケート等によると、利⽤者の目的は、交通機関として、ではなく娯楽のための利⽤が多い。
  • 試⾏の期間は1年、2017年7⽉末迄を予定。
  • (会員)都市整備局も類似の取り組みをなされていると聞いており、「⽔辺の活性化」、「⾈運の活性化」、等、類似の呼称が⽤いられているようであるが、違いは何か。
  • (都)局によって⾏政目的が異なるために取り組みにも目的とするところが異なる。直復しているわけではない。
  • (会員)⼀⾒して認知度が低いようだが、どのように告知しているのか。
  • (都)⽔上タクシーの運⾏そのものは⺠間企業によって運営されているために、その告知等には都は関与していない。東京都としての今回の事業案件は、「防災船着場」の利活⽤のありかたについての試⾏実験である。
  • (会員)この試⾏実験とは、何を検証するために⾏なっているのか。
  • (都)主には運⽤のルールが適切であるか、本運⽤を⾒越してに改善の余地はないか、等を検証するものである。

 

  • 東京都港湾局(計画課)から (東京都港湾局港湾整備部計画課)
  • 都としては各局を横断的に「⽔辺の活性化」「⾈運の活性化」に取り組んでいる。
  • 先の浜松町ビルディング運営協議会さんのお取り組み(浜松町ビルディングの建替再開発計画に伴

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芝浦運河ルネサンス協議会平成28年度第2回会議(2017.3.21TUE.) 資料-1

 

う⽔辺の活性化計画)のような⼤規模な案件ばかりだけでなく、⽔辺の魅⼒づくりのための取り組みがあれば⼩規模な案件でも協議会にご相談させていただくこともあろうかと考えている。

 

  • 港区芝浦港南地区総合⽀所から (港区芝浦港南地区総合⽀所協働推進課)
  • 「カニ護岸」において東京海洋⼤学佐々⽊研究室がおこなっている活動の⼀環として、港南中学校と共に、「鉄炭団⼦」を使⽤した⽔質改善の実証実験をおこなった。「鉄炭団⼦」とは、使⽤済みの使い捨てカイロの中⾝(鉄、炭)他を固めたもので、これを網に⼊れて⽔中に吊り下げることでイオン化した鉄成分が⽔質浄化に効果がある、との研究報告がなされている。
  • 運河の⽔は常時動いているので総合的な評価を下すことは困難だが、ウナギの稚⿂が発⾒されるなど、局所的には⼀定の効果は認められた。次年度もおこなう予定。
  • (会員)運河の⽔質劣化の状況は、場所によって要因あるいは現象が異なっており、したがってこうすれば良い、といった⼀般的な解決⽅法があるわけではないことは理解している。芝浦地区の運河⽔質の劣化は、運河が狭く、奥まっているために⽔の動きが乏しいことが理由の⼀つと考えられる。このことについて地域としては、折りに触れ以前から、芝浦⽔再⽣センターの再⽣⽔を芝浦に放流してほしい、と申し⼊れてきたが、明快な返答を頂けないまま今に⾄っている。
  • (都)東京湾全体の⽔環境整備の問題であり、複数部局感での連携が必要な⼤きな話なので、⼀朝⼀⼣に対処できるものではないことはご理解いただきたい。他局の取り組みではあるが、ゲリラ降⾬時の下⽔未処理⽔のオーバーフローについては、⽔再⽣センター地下や都下幹線道路地下等に鋭意建設している巨⼤な⼀時貯留槽によって改善の⽅向に進んでいると聞いている。また、都下上流部における⾬⽔の地中浸透を推進するなど、複合的な取り組みで対処しているところである。
  • (会員)港南で⼯事が進⾏中のポンプ場が完成すればオーバーフローは解消されるのか。
  • (都)残念ながら港南のポンプ場や⽔再⽣センター地下の⼀時貯留槽によっても、現状ではオーバーフローは完全には解消されないと聞いている。⼀気に解決できるという⽅策が⾒えているわけではなく、先述の通り複合的な取り組みの積み重ねをおこなっているところであることをご理解いただきたい。
  • 芝浦運河まつり(第13回)開催について (芝浦商店会、芝浦運河まつり実⾏委員会)
  • 今週末9⽉25⽇(⽇)10:00-‘-’17:00、26⽇(⽉)17:00-‘-’21:00で開催予定。開催⽇は原則として「毎年9⽉末の⽇曜⽇全⽇、⽉曜⽇夜」と決めている。今年も関係各位のご理解、ご協⼒、ご⽀援を宜しくお願いします。
  • 会場は、新芝橋周辺「第⼀会場」、東⼯⼤キャンパスイノベーションセンター前「第⼆会場」、および昨年好評であった芝浦⼯業⼤学ピロティ「こどもひろば」、以上計3会場。
  • 模擬店さんたちには、こどもたちがもらう「おたのしみ券」300円相当で2品買える程度の値段設定にするようお願いしている、ステージ出演者は地元の⽅々が中⼼、等々、地域主催⾏事としての運営をおこなっている。
  • 区内の廃校となった⼩学校で使われていたリユース⾷器の利⽤し、またゴミステーションによるゴミ分別を促進し、ゴミの減量を目指してゆく。あきる野市の間伐材を使⽤した割り箸は、分別回収されて再⽣紙として再利⽤されている。

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芝浦運河ルネサンス協議会平成28年度第2回会議(2017.3.21TUE.) 資料-1

 

  • 運河クルーズは1便あたり40名定員で、25⽇(⽇)は12便、26⽇(⽉)6〜7便程度を予定。
  • (会員)両⽇とも⽔上タクシーとの調整をおねがいします。
  • 「協働会館」の現地保存利活⽤に関する取り組みについて(芝浦海岸町会商店会連絡協議会)
  • 港区指定有形⽂化財建造物(平成21年10⽉21⽇指定)。今後の利活⽤の目的、スケジュール、等についての港区よりの発表は以下のとおり。

利活⽤の目的

1.地域⽂化の継承のために

旧協働会館を⼤切に保存し、公開などの⽂化的活⽤に努めることで、地域⽂化を将来世代に継

承します。

2.地域のコミュニティ形成のために

旧協働会館を新旧住⺠のコミュニティ形成の場として再⽣し、既存の⽂化的価値に新たな価値

を付加して、地域に還元します。

3.区⺠協働による地域事業のさらなる推進のために

旧協働会館を区⺠協働の成果や、特産品などを展⽰·紹介·販売する場として活⽤し、より⼀層

の協働の進展と地域のにぎわい創出につなげます。

4.2020年を⾒据えた観光振興のために

旧協働会館を国内外に地域の歴史·⽂化を発信する拠点(観光資源)として、2020年とその先

を⾒据えて保存·利活⽤します。

スケジュール

2014(平成26)年度                            整備計画策定

2015(平成27)年度                            基本設計

2016(平成28)年度〜2017(平成29)年度        実施設計(現在年度)

2017(平成29)年度〜2019(平成31)年度        改修⼯事

2020(平成32)年度                        供⽤開始(東京オリンピック開催)

  • 最後にひとこと(略)、会⻑挨拶、閉会
  • (会⻑)芝浦運河まつりは、地元町会商店会や企業、個⼈の協賛⾦と、港区の商店会振興助成⾦を財源として運営されている。本協議会はこのイベントの後援団体の⼀つであるが、これまで協賛⾦を⽀払ってこなかったが、⼀地元団体として僅かでも資⾦協⼒をしてはいかがだろうか。例えば5万円程度を当会会計から協賛⾦として⽀出するのはいかがだろうか。
  • (会員)異議なし。
  • (会⻑)ありがとうございます。(以下略)

(以上)

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